インドネシアの若者が「日本で働く夢」を続けられる社会へ
インドネシアでは、日本で働くことを将来の希望として語る若者がとても多い。家族の期待を背負い、自分の人生を切り拓こうとする姿を、私は数多く見てきました。
しかしその一方で、せっかく日本に来られた技能実習生が、就業中の事故で働けなくなってしまう痛ましい事例も身近にあります。これは個人の不注意ではなく、渡航前の準備、来日後の受入れ環境、そして周囲のフォロー体制が十分とは言えないことが要因の一つだと感じています。
特に大きいのが、現場で必要とされる“瞬間的な理解力”と日本語教育とのギャップです。
彼らは渡航前に最低限の日本語を習得していますが、「危険を知らせる声」「作業手順の急な変更」「緊急時の判断」など、現場特有のスピード感には対応しきれないことがある。ここに事故リスクが潜んでいます。
本来、日本で働くインドネシアの若者たちは、未来をつくる貴重な人材です。
私は、安全に働き、安心して暮らし、経験を持って帰国できる環境づくりこそ、日イ双方の発展につながると強く信じています。
そして、彼らが帰国後、学んだ技術や価値観を活かし、経済・文化交流の架け橋となる存在へ成長していってほしい。それが多くの若者と向き合ってきた私の願いです。
若者の夢を、事故や制度の隙間で終わらせない。
日本で働く全てのインドネシアの若者が「日本に来て良かった」と胸を張れる未来を、私たちがつくっていく責任があります。有効にして拡大画像を表示します。

