日本企業がASEANで苦戦する本当の理由――それは“品質”ではなく“スピード”です。
日本のビジネスは組織で動き、決裁は下から上申。担当者は「持ち帰って検討します」が当たり前。国内ではそれでも回りますが、海外では致命的になります。
ASEANの現場では、オーナー経営が主流。 その場で判断し、その日から動く。 このスピードが“信用そのもの”として評価されます。 一方、日本企業が1〜2週間かけて社内調整をしている間に、 他国の企業はすでに契約を取り、プロジェクトが動き始めています。 これが現在のASEAN市場のリアルです。
日本には圧倒的な強みがあります。
■ 高品質 ■ 安全性 ■ 独自性 これらは揺るぎない価値です。
しかし、いかに優れていても“動き出しの遅さ”が全てを帳消しにしてしまうことが増えています。 海外展開で最も重要なのは、完璧な準備より 「まず動く」勇気。 80点で始め、走りながら修正する企業が、ASEANでは確実に勝っています。
スピードはリスクではなく、最大の武器。 これからの日本企業に必要なのは、「早く一歩を踏み出す文化」だと強く感じています。


